東方に住む知人のコラムです。
GECのライオンKT88(旧球2003年購入と箱には書いてある)を二時間くらい聞いたあと
なにげにZAIKA KT88(1994年購入)にチェンジ・・・・ええ球やなぁ
GECの太くおおらかな鳴りに比べZAIKAはエッジの効いた繊細な音に聞こえる。
これ以上のものを求めるのは贅沢というものか、いや今でも十分贅沢か。
1994年購入と言えば今年で30年以上、それが購入時のまま飽きの来ない音を奏でるとは
信じられない。こんな長持ちしてええんかいな・・・
箱をゴソゴソしていたら6550EHが出てきた、この冷凍戻しの球はさらにきらびやかな音がする。
こうなるとどれをエースにするか迷ってしまう。メインのアンプを3台持っているのと同じである。(全てシングル動作)調子に乗って6L6のプッシュプルを鳴らしてみた、もうわけがわかん。
寝不足になるはずだ。一つだけ確実に言えることはどの球も芯の部分、骨格というか土台は
非常にしっかりしている。それでいて細かいところの表現力が微妙に違うのである。
安物アンプによくある、テナー?アルトサックス?クラニネット?オーボエ?
な~んてことはない。さすがZAIKAだ、小音量でも音が痩せることは無い・・・
おもろいねオーディオは。
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そしてもう一組のZAIKA KT88とGE6550がでてきた。一通り聞くのにまる2日間かかった。
さらに12AU7もテレフンケン、シーメンメンス、ムラードと国内製が2組あることを思い出した。
U7の件は無かったことにしよう。聞き比べは疲れるし音楽がまるで頭に入ってこない。
※一年以上電気を通さない球はやっぱ最初は寝ぼけたボーっとした音に聞こえる。
やはり定期的に灯をつけなきゃダメなようだ。 Y.O
ZAIKA KT88/6550SSTプリメインアンプ

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