東方に住む知人のコラム 「生の音」
オーディオの究極のゴールは生の音そのものを再生すると言っても過言ではない。
では生のとはいったい何であろうか。
一年以上前になろうか某放送局で某交響楽団の生中継番組の裏方ドキュメンタリーをやっていた。
音響エンジニアの話である。どうやって演奏を電波に乗せるのだろうと興味を持って見た。
通常指揮者の上の方に人間の耳の広さにマイクがセッティングしてある。このマイクで採った音か
なと思っていたら、どっこい各楽器のセクションにマイクが数本置かれさらにはソロパート用にも
専用のマイクが設置してあり。テレビで見ていると有名フレーズあるいはソロで画面にその楽器が
大写しになり音が若干大きく感じるのは大きく感じるのではなく実際に大きくして放送している。
エンジニア曰く各楽器のバランスをいかに上手くとるのが腕の見せ所です。
生放送だからやり直しがきかない非常に緊張すると言っていた。
会場に流れている音は所謂生楽器だけの音かミキシングされたPAの音か分からない。
ある有名な指揮者がレコーディングするとき弦楽器と管楽器、木管楽器では配置を変えるという
もちろん良い演奏のレコードを作成するためである。
ロックコンサートの多くは楽器からラインで直接ミキシングされた音が会場に流れる。
PAの音である。ステージ上のSPは演奏者のモニター用である。演奏者がイヤホーンを付ければ
モニターSPはいらない、ステージが広く使えてダンスには好都合である。
あるレコードエンジニアの話、ファーストテイク、セカンドテイクはアーティストが顔を出す
サードテイク以降はエンジニアの顔が見える。ある音楽プロデユサーは激しいダンスをしながら
歌唱や演奏なんてできるものではない、みんな音源ですクチパクですと・・・
つまり歌手のコンサートは無くエンターイメントとしてとらえてくだいと。
長くなったつまり生の音なんて無いのである。オーディーオは自分好き勝手に鳴らせばいいのだ。
「お金の無駄使をいしないためによき先輩のアドバイスを受けて下さい」
【おまけ】 駅前広場でアマが路上ライブをやっていた上手いなあと思って聞いていた
ら最後に拍手まで入っていたシャレにもならない・・・・ Y.O
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画像のベースは最近入手した練習用?のヤマハ TRBX 304
カートリッジと同じでいろいろトライしてみたいそうです。
何台目かな・・・・5台目?
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